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カテゴリ:3.11から学ぶこと( 4 )

上映会「内部被ばくを生き抜く」

10月12日(金)10:30~
   13日(土)14:30~
会場:子どもセンター
参加費:会員・学生800円 一般1000円

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大阪市では震災がれきの受入れ・焼却が進んでいます。11月から此花区の舞州工場で試験焼却し、来年2月から本格受入れの予定です。燃やすと放射性物質や有害物質が微細なガス状になり拡散してしまい、高濃度に濃縮された汚染焼却灰ができてしまいます。輸送費・処理費に莫大な税金を使うことが、本当の支援なのでしょうか?汚染度の低い関西だからこそできる支援(避難者の受入れ・安全な食べ物を被災地に送るetc.)はないのでしょうか?空気や食べ物からなる“内部被曝”について考えます。
by kodomo-a | 2012-10-12 13:04 | 3.11から学ぶこと

UAさんからのメッセージ ~ティダノワ祭~

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311の原発事故後、私は沖縄やんばるに移住しました。
放射能の影響から最も遠い場所だったからという理由が一番でしたが、もうひとつには、今までの自分の暮らしのままではもう居られないと思ったからです。

地球上のどこに居ても本当に安全な場所は無いのかもしれません。
けれど子供たちの笑顔が目の前にある限り、私たちはあきらめる姿を見せることはできないのです。
一日も早く「命の繋がり」が最優先される世の中になることを切に願います。


UA



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 原発事故後沖縄に移住した母親を中心に、放射能から身を守ることや食の安全について学ぶための勉強会や情報を共有するためにつくられたグループ“ティダノワ”。 歌手のUAさんも発起人の一人。 

そのティダノワが、3月11日に沖縄の名護市で「ティダノワ祭」を開催。 音楽や、食べ物、キッズコーナーの他、内部被爆のことやこれからのエネルギーのことなどいろんなお話も聞けるプログラムも織り交ぜた、未来への希望を発信するとても暖かいお祭りでした。 


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日本の最南端である沖縄では、今回の原発事故による空気や水の汚染は心配ないとしても、食べ物や肥料などの流通により内部被曝の問題はある、とのこと。 がれきの広域処理の受け入れ問題もあり、日本中どこにいても避けて通れない状況である現実を知りました。 



参加してみて一番感動したのは、中心メンバーが若いお母さんたちで、当日も小さなお子さんを抱えて運営されていた姿でした。 UAさんもこのお祭りの成功に向けて、赤ちゃんを抱え奔走されていたとのこと。 これからの未来を担う子どもたちに向けて、希望ある社会システム作りに転換できたのは、1年前の深い悲しみを機に一人ひとりが変われたからだと、将来大人たちが言えるようにしよう、との発言がありました。
 
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嘆き悲しみ不安に暮らすのではなく、一人ひとり前進する歩幅は違えども、目の前の子どもたちと共に、希望ある未来に向けて何ができるかを考え続けることはあきらめたくないと思います。
by kodomo-a | 2012-04-19 14:46 | 3.11から学ぶこと

「がれきの広域処理について」 矢ヶ崎先生見解

3/20に開催した学習会「放射能から子ども達を守るために」の講師 矢ヶ崎先生より、「がれきの広域処理について」 の見解文章を頂きました。

問題点・対応法がわかりやすく書かれてありますので、ぜひたくさんの方にご覧いただければと思います。


「がれきの広域処理について」 矢ヶ﨑克馬
                                           2012.3.27

(1) 拡散してはならない、燃やしてはならない
 放射能に汚染された物は「拡散してはならない、燃やしてはならない。」これが人間の命と環境を保護する鉄則です。
①汚染されたがれきを汚染地域外に持ち出すと、いのちに危害を及ぼす地域が広がるから持ち出しはしてはいけません。 原発では放射性物質を「封じ込める」ことに務めていたはずが、いったん爆発して外に出ると「拡散させろ」は如何に無見識で乱暴な行為であることでしょう。
②焼却処理すると2次被害を作り出します。 瓦礫に放射性物質が付いているままでは直接的に2次被害は及ぼしません。 折角、吸い込んだり食べたり飲み込んだりできない状態でいる瓦礫を、燃やすと吸い込んだり食べたりできる姿に変えてしまいます。 放射性微粒子が空気中に広がったり、残灰が再利用されて生活の場を被曝したり、田畑にまかれたりすることになります。 焼却という2次被曝の操作をしてはならないのです。

 このような意味で、がれき広域処理は、いのちを守るための鉄則を破り、国や行政が決して行ってはならない「市民の健康を傷つける可能性」を開き、強制する行為です。 誠意と配慮に欠けた最悪の処置です。

(2)汚染地帯のがれきは汚染されている
 政府が宣伝する「汚染されていない瓦礫だけを処理する」 というのは事実と違います。
 対象となっている宮城・岩手は高度汚染地域の中です(文科省汚染マップを見るとすぐわかります)。 放射能汚染地帯にある野積み瓦礫には放射性物質が必ず入っています。

 実際は汚染されているのですが、ある限度以下の汚染は「汚染されていないとみなす」 というからくりなのです。 「汚染されていない」という表現は、市民をだましているといえましょう。

 政府はこれまでの100ベクレル/キログラム の放射能汚染物処理基準を、突然8000ベクレル/キログラムまで釣り上げて、「安全に処理できる」と、法律も何も作らずに勝手に決めていますが、とんでも無いことです。 誰に対して安全なのでしょう。
 加えて汚染は放射能だけではありません。 アスベストや他の毒物・劇物が含まれています。 専用処理施設が必要です。

(3)万が一受け入れが決まってしまうと?
 1.客観的にみて、放射能汚染、アスベスト汚染に対応する焼却炉を作らねばなりません。 放射性物質の主成分はセシウムです。 セシウムの沸点は低く640℃ほどで、燃焼温度の800℃では完全に気体状態になります。 とくに問題なのは蒸気圧が高く、通常のバグフィルターの通過ガス温度約200℃でも100パスカル(1000分の1気圧)ほどの蒸気圧があり、かなり大量に空気中に漏れていきます。 一方、アスベストは溶融処理する必要があり、アスベストの融点は1521℃ですので、800度程度の燃焼温度では溶融できません。 汚染ゴミは通常の家庭ごみに混入して焼却されることが計画されているので、放射能汚染とアスベスト汚染の二つだけでも、安全な汚染処理はできません。

 2.運搬・分別・焼却等作業員の安全のためにきちんと汚染防護をすべきです。

 3.放射能に対しては、入口、中間、出口での計測設備を設ける必要があります。

 4.処理を終了した時に施設の内部も清掃処理しないといけません。

 5.灰の処理、溶融金属等の処理、最終処理施設等々、安全対策を施す、あるいは今までの処理方法を変更する必要があります。

(4)子孫や地球に恥じない支援 ―汚染の無い地域を保全することが基盤―
 市民の「被災地の皆さんの力に何としてもなりたい」、という気持ちは尊いものです。 しかし、「広域がれき処理」への協力はしてはいけません。 「放射能汚染を拡散してしまう協力」は、将来にわたって子や孫に危害を及ぼす危険を導入することです。 人類の安全という観点からは愚かな行為です。 被災者と非被災者の両方に、本当の利益を生み出す人道上に恥じない支援」をすることが大切です。 そのために、
①これから何十年も継続する汚染地獄を、日本として耐え抜くためには、汚染されていない西日本は汚染されていないままに保つことが大切です。

②汚染されていない土地で食糧大増産を行い、逆に、汚染地帯では基本的には食用作物は当分の間作らない。 それを実施して初めて日本の市民の食の安全が保障されます。 遊休農地がすぐ役立ちます。 汚染されていない土地に汚染地域の農家を招きましょう。

③今の基準の100分の1程度の低い基準を「食料品」に適用して初めて “人の健康を守れる基準” という意味合いが出てきます。 それ以上の汚染食品については東電が当然補償すべきです。 こうした基準で初めて農家の方が「おいしく無害な食品」ということで、胸を張ることが可能です。 消費者も生産者も共に被害者です。 両立して健康を防護できる基準を確保しましょう。

④避難者の支援や、保養の機会や場所を提供するなど、非汚染地で無ければ実施できないことを行うのが、非汚染地の務めです。 市民は正道に立つ支援を実行しましょう。
 「広域がれき処理」のような国際的ルールを踏みにじる乱暴な、本質的支援で無い「支援」は行ってはなりません。

(5)棄民政策の数々:日本はとっても野蛮な国になりました!
 政府は原発爆発以来、どのようにして市民を守ってきたのでしょう?
 まず、汚染物処理基準はどうでしょうか?
 ①以前は、汚染処理基準を100ベクレル/キログラムとしていました。 事故の際に突然それを8000ベクレル/キログラムに釣り上げました。 さらに管理処理できる場合は10万ベクレル/キログラムまで引き上げました。

 ②公衆(一般市民)の年間被曝限度(これ以上被曝すると政府の責任で防護しなければならない基準)を、1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに釣り上げました。 「日本人は事故の時は放射線に対する抵抗力が20倍になる」のでしょうか?

 ③チェルノブイリ周辺国(ロシア、ベラルーシ、ウクライナ)は、住民の保護基準を年間1ミリシーベルトで「移住権利(住んでいても良いが移住しようと思えば、国が保障する)」、5ミリシーベルトで「移住義務(危険だから移住しなければならない)」地域に設定しています。 日本のこれに相当する基準は何と20ミリシーベルト(計画的避難区域)および50ミリシーベルト(避難区域)です。 日本の住民はチェルノブイリ周辺国より20倍も放射線に対する抵抗力が高いのでしょうか? とんでも無い。 ひとえに、東電の賠償責任を軽減することと政府の責任を軽減するためだけなのです。

 ④同様に食物の放射能汚染限度値は500ベクレル/キログラムと極端に大きな値を設定されましたが、ドイツの100倍の程の高さを設定しているのです。 日本政府は「基準以下ならば安全」と宣伝していますが、そうではありません。 汚染食品を食べることにより、チェルノブイリ周辺では大量の健康破壊が起きています。 チェルノブイリ周辺では「貧しいがゆえに人々は汚染地帯の産物を食べざるを得なかったのです。 現在日本では、政府の強制によって汚染食品を全日本人が食べさせられています。

 ⑤爆発直後、安定ヨウ素剤を政府は蓄えがあるにも拘わらず与えませんでした。
 何ということでしょうか! 人の命は切り捨てられ踏みにじられているのです。
 これらの措置は、人の命と環境を守るためでしょうか? 全く逆に、市民の生活の場に汚染被曝を強制し、人の命と環境を犠牲にして、東電と政府の責任を可能な限り少なくし、政府の無策を人々の犠牲で補おうとするものです。 市民が自らの命を守るためには、知恵をつけ力を合わせ、このような国のあり方を変えなければなりません。
by kodomo-a | 2012-04-18 12:30 | 3.11から学ぶこと

「放射能から子ども達を守るために ~暮らしの中の放射能汚染を知る~」

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 細胞分裂がものすごく活発な小さな子どもほど、影響を受けやすい放射性物質。「ただちに影響はない」「安全な基準を設けている」と国は言いますが、放射能に安全ってあるのでしょうか? 4月から新規制値が設けられ厳しくなったと言いますが、では今までの規制値はどうだったのか? 世界の基準と比較してもまだゆるいとの指摘があります。
 2003年より、原爆症認定集団訴訟で証言を行い、これまで知らされてこなかった「内部被曝」を国に認めさせた、琉球大学名誉教授の矢ケ崎克馬氏を講師に学習会を開催しました。被災地のがれき処理の積極的な受け入れが報じられる大阪ですが、がれきの広域処理の問題点についても重点的にお話いただきました。

○ 内部被曝による体への影響とは?
 たくさんの種類がある放射線の中で最も問題なのは電離放射線。 すべての物質は原子から構成され、原子どうしが結合し分子となっている。 その結合力となっている電子に放射線があたって電子を弾き飛ばし、分子を切断してしまう。 そのことにより生体機能分子が切断され生命機能がうまく働かなくなり急性症状(脱毛・下痢・出血など)が出る。 また、切断された分子が修復作業の際に間違ったつなぎ直しが行われ、遺伝子が組みかえられる変成がくり返されると、ガンにつながり(晩発性の危険)、DNAの不安定さを子孫に影響を与えてしまいます。
 空気や食べ物から体内に入った放射性微粒子は、体内のあらゆるところに運ばれ蓄積します。 よく知られる晩発性疾患のガンだけでなく、免疫力を低下させ様々な体調不良や病気の発生につながったり、それまでの持病の悪化にもつながります。 (例:身近なもので花粉症がひどくなるetc.)

○ なぜこれまで「内部被曝」は過小評価されてきたのか?
放射線のリスク評価の「国際的権威」とされている組織に、国際放射線防護委員会(ICRP)があります。 専門家の立場から放射線防護に関する勧告を行う民間の国際学術組織とされますが、戦争中に原爆を製造・投下したアメリカがリードし、核軍拡・原子力発電推進派の主張する「放射線のリスク受け入れ」を理論化しています。 アメリカの解禁文書によれば、アメリカは 「核兵器は通常兵器と同じ。放射線で長期にわたり命を脅かすことはない」 という虚構を描くために内部被曝を隠ぺい (原爆投下後の台風を利用し、被爆地には放射性の埃はないとし、内部被曝は生じようがないものとした)する核戦略が強行されました。 現在もこの内部被曝の危険性を隠し続けたICRPの考え方が、ほとんど世界の全ての医療機関・教育機関・原子力機関の考え方となっています。

○ がれきの広域処理について
・ 放射能に汚染された物は 「拡散してはならない、燃やしてはならない。」 というのが原則! がれきに放射性物質がついているままでは直接的に二次被害は及ぼしませんが、焼却処理をすると、放射性微粒子が空気中に広がったり、残灰が再利用されて生活の場を被曝します。
・ 政府は汚染されていない宮城・岩手のがれきだけが対象と言いますが、そこも高度汚染地域の中です。(文化省汚染マップを見ればわかる)
放射能汚染物の処理基準はこれまで100ベクレル/キログラムでしたが、8000ベクレル/キログラムにつり上げ、それ以下の汚染は 「汚染されていないとみなす」 と言っているだけです。

○ 「福島の米をたべよう!」は本当に支援になるの?!
 汚染された土地での生産物(太平洋側での海産物も)は 「検査せずに売るな、食べるな」を原則とすべき。 汚染されていない土地で、休耕田を利用して、食料大増産を行い日本の市民の食の安全を保障することが大切とのこと。 避難者の支援や、保養の機会や場所を提供するなど、非汚染地でなければ実施できないことを行えればとの提案でした。

○ 海外の基準値との比較
・ 住民の保護基準
チェルノブイリ周辺国(ロシア・ベラルーシ・ウクライナ)
 移住権利(住んでもよいが移住しようと思えば国が補償):1ミリシーベルト
 移住義務(危険だから移住しなければならない):5ミリシーベルト
日本
 計画的避難地域:20ミリシーベルト/避難区域:50ミリシーベルト

・ 食べ物について 特に主食の限度値は減少させるべき!
(主食のパン)ウクライナ:20ベクレル/キログラム
         ドイツ:8ベクレル/キログラム (子どもに対して4ベクレル/キログラム)
日本の一般食品についての2012年4月からの新基準値 100ベクレル/キログラム
                (事故後からこれまでの基準値 500ベクレル/キログラム)

○ 日々の生活で気をつけたいこと 自分の健康は自分で守る!
・ 放射能汚染のない食品を選びましょう (検査済みの数値が記載されているものは少ないので、産地を確認して購入する) 「食べて支援しよう」はやめよう。 政府に対しては「汚染ゼロ」の食品を要求しよう。
・ 野菜はよく洗う・ゆでる/魚はエラと内臓を取る
・ 免疫力を高める食事を含めた生活を!
食事は楽しく、何でも食べ免疫力を高める体づくりを!

☆ 参加者の感想 ☆
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○ 思っていた以上に矢ヶ崎先生が素敵でした。わかりやすいし、正しい事を静かに強く訴えられていて、日本にこんなにすごい先生がいたなんて、とても うれしく心強くなりました。 

○ あらためて、3.11の事故の重さを感じました。 生活していくうえで深く考えていかなければというふうに思いました。 (5才児・小4児のお母さん)

○ 本日は貴重な機会をありがとうございました。まさか大阪で矢ヶ崎先生のお話をきけると思いませんでした。 アットホームな雰囲気の講演会で、西区からですが出てきて良かったと思います。

○ 今日の矢々崎先生のお話を聞いて、「政府は重大な情報ほど隠そうとしていて国民の良心を利用している。」 という言葉にハッとなりました。
 3.11があってから私達の健康に関してなど様々な情報が飛び交い、何が正しいのか日本全体がわからなくなっている状態で、今回のように専門家の先生がお話をしてくださったことで不安が取り除かれ、またメディアに振り回されないように自分で正しい知識を見つけようと考えるきっかけになりました。

 内部被爆については食と深い関係があるため、より正確な知識を身につけていきたいです。 まずは大学に栄養の専門家である先生方がたくさん居るので時間を見つけてお話を聞いてみようと思います!

 このお話を自分だけに留めるのではなく、友達や家族に伝えていくことで少しでも何か感じて欲しいと強く思いました。 今日のお話は大人向けでしたが、きっと将来今の日本全体の対応のつけが回ってきて責任を問われ、色々な意味で被害者となるのは子ども達世代かと思います。

今、私の年齢や立場からしてできるのは内部被爆と食に関してすぐ次の世代である子ども達に伝えていくことかなと考えました。
講演を聞いて感じたことを、ボランティアを通じて少しでも多くの子達に伝えていくことができたらなと思います。 (大学生 むっく)

○ 不安に思うだけでなく、前向きに頑張れる気持ちになれるお話でした。できることからはじめようと思います。

○ とっても勉強になりました。内部被曝について、軽く考えていたのでもっと気をつけようと思いました。参加してよかったです。 (0才児・4才児のお母さん)
by kodomo-a | 2012-04-18 12:18 | 3.11から学ぶこと