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子どもセンターあさひ食育プログラム指導者養成講座

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子どもセンターあさひ食育プログラム指導者養成講座

~有機農園農業体験実習~


開催日:201991516

協力:有機農園ばんごんじんじい(姫路市)

助成:子どもゆめ基金


<参加者の感想>


2年前、ばんごんじんじいさんの畑に行ったときは台風の影響で見学のみでした。今年は天候にも恵まれ、じゃがいもの苗付けをさせていただきました。その際にトラクターを使って耕したりもしましたが、苗付けの場所の近くが肥やしている途中だったため、手作業で土をおこしたりもしました。34人で作業にかかりましたが、それでも1人の疲労感はすごいもので、このような作業を毎日ほとんど1人でされていると考えると、改めて体力や労力がどれだけ必要なのか感激するばかりでした。苗付けたじゃがいもは普通のじゃがいもと異なり、紫色のじゃがいもでした。そのじゃがいもの苗ができるまでも作って試したり、苗を残し続けたりとたくさんの苦労があったという話を聞きました。私たちが農家さんの作業だと安易に想像できること以上に、食べ物が口に入るまでの努力の積み重ねがあることを知りました。

種を残していくために、ばんごんじんじいさんは工夫をされて農業を営まれています。消費者の私にできることは何なのかと改めて考えさせられる研修でした。まずは知ることから始めることしかできないかもしれません。知ることを増やしていき、知ったことの中でも大事なことは被っていくのかもしれないと思います。(ぴーかな)



〇姫路のユース研修では、芽が出ている種イモを植え、器具や機械を使い土をかぶせること、畑の問題やばんごんじんじいさんの思いを聞かせて頂くなど、普段の生活では体験することの出来ない経験をたくさんさせて頂き、貴重な時間を過ごすことが出来ました。

ばんごんじんじいさんのお話から、野菜を作っていくのに大切な種子がなくなってしまうという事を聞かせて頂いたのですが、日本だけでなく、世界各地で問題とされており、遺伝子組み換えにより代々の種子が受け継がれなくなり、多様性がなくなってきていると、研修後に見た映画「SEED*1)から分かりました。
ばんごんじんじいさんから聞いたお話しが世界各地でも問題であり、映画にもなっていることに驚きました。種子の問題を私たちの手で変えることは難しいけど、このような現状を知った上で買い物や食事をしていくことが大切だなと感じました。研修では、おーちゃん*2)から火起こしをレクチャーして頂いたり、七輪を使ってみたりど、とても充実した2日間になりました。(さーよん 大学4回生)


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*1 ) : 『SEED シード ~生命の糧~』

種は私たちにとって命そのもの。しかし、前世紀中に野菜の種子の実に94%が消滅。気候変動や、世界の種子市場を多国籍企業の独占が大きな要因。市場には遺伝子組換え作物(GMO)が登場し、多くの国々で農家が種子を保存し翌年蒔くことが禁止となった。結果、人類史上最速で種子の多様性が失われている。そんな現在、世界中で立ち上がった、種子の多様性を守る活動のドキュメンタリー映画。


*2 ) : 子どもセンターあさひ代表理事(愛称:おーちゃん)

(前身の団体である「旭都島子ども劇場」時代に、子どもの頃毎年行っていたキャンプでユースリーダーから“火起こし”の技や集団での学びを体得し、後に自身もユースリーダーとして活動。現在3児のパパ



次回の「子どもセンターあさひ食育プログラム指導者養成講座」
~食育調理指導講習~

講師は小学生向けにも料理教室を主宰されているヘルシー料理研究家の久保田真由美さん。子どもに教える際のポイント・メニューの考案・子どもたちに伝えたい大切にしている事など今後の実践に役立つ内容です。


2020
38(日)10301430

講 師:久保田真由美さん(ヘルシー料理研究家/「くらしゴハン」主宰)

会 場:子どもセンター

詳しくはHPにて http://www.kodomo-center.org/archives/3003



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by kodomo-a | 2019-11-03 11:45 | ユースの取り組み
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