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デートDV防止プログラム 出張しました

地域の中学校の教員研修としてご依頼いただきました。
実施校:大阪市立大宮中学校

☆ 参加された先生方の感想 ☆

○ 若い子の恋愛では、相手に嫌われたくないからということで女の子が男の子に合わせてしまう、男の子の気持ちに答えられない自分が悪いと責めてしまうところがよくあるし、そこが怖いと思う。 付き合う最初から対等な関係で自分の気持ちを遠慮なく出せるようであってほしい。
デートDVの前提となる社会全体にある暴力容認については私自身の中にも「しつけ」のために時に暴力も必要ではないかという感覚がぬぐえない。 (女性)

○ “草食系男子” “乙メン” “イクメン” “肉食系女子” がブームというかさわがれていて、古い考えが変わってきている中で、五人に一人の女性がデートDVの経験があるということにおどろきました。 男だから…女だから…という考えではなく、一人の人としての個性が大切にできる社会にしていきたいなあと強く感じました。 (女性)

○ ジェンダーバイアス(社会的につくられた性差による偏見)のところ、少し疑問が残りました。 ジェンダーはダメなものですか? なくならないだろうし、ある程度はあってほしいなあと思ったりもしました。 付き合ってない(付き合う前の)段階でのDVもデートDVと言うんでしょうか? それも最近の子にはあるんじゃないかなあと思います。 (女性)

○しつけの中の暴力についてはいけないと重々わかっているのですが、自分がそれによって良かったと思える経験もあることから、その良し悪しについては、未だに悩んでいるところです...。 (男性)


 053.gif 若者間の デートDVの特徴 053.gif

  * 支配も嫉妬も束縛も、愛情表現だと勘違いしている。
    ex. ケータイを使っての行動の監視
  * カップル幻想 → 「二人だけの世界」に陥って 被害に気づけない。
  * 仲間からのプレッシャー → 一人でいるより、暴力的でも彼がいる方がいい?!
  * 暴力容認度が高い。 暴力は愛情表現だと勘違いしている。
  * ジェンダー(彼女・彼氏役割の期待と縛り) にとらわれている。
  * 彼を悪者にしたくない。
  * 自分のことを知られているので別れるのが怖い。
  * 性的暴力を自覚できない。
    ex. レイプ被害の加害者の多くは、彼または知り合い。(デートレイプ)
  * 大人たちに理解してもらいにくい。 → 「 結婚してないのだから、イヤなら別れれば
    よい」と思われやすい。
  * 誰に相談していいかわからず、被害者が一人で悩む。
  * DVの被害者のための相談機関があることを知らない。 知っていても行けない。
  * 親に相談しない。 するとしたら友達。
  * DV防止法に適応されない。


072.gif 出張します!

アウェア 認定 ☆ デートDV 防止プログラムファシリテーター
 学校などに伺って、プログラムを実施します。 (対象:中学生・高校生・大学生など)
 社内研修・保護者向けも可能です。
by kodomo-a | 2011-09-22 11:42 | セミナー
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