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舞台鑑賞 「狂言の会」

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☆ こどものかんそう ☆
舞台鑑賞 「狂言の会」_e0114963_1525216.jpg○ かたつむりのはなしで おどっていたところがおもしろかったです (8才)
○ でんでんむしのおどってたところがおもしろかった。 ぶすは ひもをとったらびっくりして ふたをとったらまたびっくりしたところが おもしろかった。 (5才)

☆ 大人の感想 ☆
○ 来る前は5才の子にわかるのかな?と思っていましたが、身をのり出して見て、大笑いしていました。私もとても楽しかったです。 (お母さん)

○ 今日はどうも有難うございました。 とても楽しくよく笑いました。 5才の息子は時間的に昼寝してしましましたが 小学2年生の娘は、声をあげて笑っていました。 観るまでは、固いイメージでしたが、まるで、「吉本新喜劇」を見ているような気持ちになりました。(笑)
初めの説明があったおかげで観るポイントがよくわかり、十分に楽しめたと思います。
日本の大切な文化に触れることができ、また今後のいいきっかけとなり、喜んでいます。
帰り道、「でんでんむしむし・・・」と言いながら足をならすと「やめて~~~!」と笑いをこらえられない娘。 なんだかあったか~い気持ちにもなりますね~。 (お母さん)

               ― ☆ ― ☆ ― ☆ ―

 狂言は室町時代からある、一番古いお芝居であることや、でてくる言葉の意味、斜めに歩くのは場面がかわったということ、・・・などなど わかりやすくおもしろい説明を最初にしていただきました。

どの役者さんも力強く、堂々としているのに、家来の太郎冠者・次郎冠者はお殿様のいないすきにいいつけをやぶったり、いいわけをしたり、しまいにはお殿様もおどりだしたり・・・
狂言ってこんなにhappyでおもしろかったんだ~!と大人も気づかせてもらえました。

また、お殿様と家来という立場なんですが、どっちが上とか下とかでなく、お殿様は太郎冠者をとても頼りにしているし、対等な関係でした。
こんな室町時代にすでに庶民の文化のなかで、人間たちが人権を尊重し合う生き方を伝えてくれていたんだなぁ~ すごい文化を残してくれているんだなぁ!と思いました。
厳しさや苦しさの中でも、人間らしく明るく生きてきた庶民のパワーも感じました。

その後また別の狂言もみにいってみたい!との声や、「あおげあおげ~」ごっこをする子ども、「あしたきょーげんいく?」 と、伝統芸能が子どもたちの日常に自然に溶け込んでいました。
‘子どもたちの方が既成概念なく 想像力豊かに楽しんでくれるんですよ’ との千之丞さんの言葉を思い出しました。
by kodomo-a | 2011-01-15 19:14 | 舞台鑑賞
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