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子どもの発達サポートセミナー「絵本の読み聞かせ」

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昨年は保育士さんや読み聞かせボランティアさん、学生さんなど様々な立場の方にご参加いただいた「絵本の読み聞かせ」講座。
今年も大阪薫英女子短期大学から 村川京子先生にお越しいただきました。

 読み聞かせを通して子どもは、「自分に読んでくれてる。大事にしてくれる」 という経験を味わう。自分の興味 ・ ペースで味わう経験によってこそ、本への信頼感が生まれ、自分にとって、本は楽しみで、頼りになる、という思いが生まれ、喜びを得る。そして文字の獲得後は、「自分で読みたい物を探し、自分で読める喜び」 を知り、本はなくてはならないもの、本と友達になれることができる。

 人はその人が主人公のものがたりの中をいきている。それは、伝えずにはいられないもので、豊かな文化に暮らし、豊かな文化を求めている。自分の身のまわりのことをものがたりにできたらすばらしい! ものがたりをよむ力、つくる力がつけば、自らの人生をつくっていく力になるのでは。

 本の良さはテレビのように引きずり込まれる刺激ではなく、やさしいメディア。もっと幼年童話も子どもと分かち合いたい。性的虐待など、時代の要請を捉えたともいえるテーマの絵本も出ているが、大切なことは、それがその子にとってその時必要なのかを 立ち止まって考えること。それはそういった本に限ったことではない。 世間の評価などにしばられることなくたくさんの本の中から、何を選び、その1冊をどう捉え、考えるのかは、大人一人ひとりの責任。 今、それを考える時間、話し合う時間が必要なのでは。
だれが、どんな本を、どんな風につたえれば子どもの喜びになるのか。
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☆ 参加者の感想 ☆

○ 今までの絵本の研修では、読み聞かせが中心で、「まあい」「リズム」などがほとんどの内容だけれど、そのことも子どもたちにとって大事な1つではあるが、本の中身、お話の内容、絵、そちらもとても大事なことだなと改めて感じさせられました。 そして、大人も楽しむ絵本も増えてきている中で、もっと、様々な人に、絵本に触れて、親しみをもっていけたらと思いました。

○ 今日は子どもになった気分で、絵を見たり、声を聞いたり、先生の表情を感じたりしながら、絵本をみる事ができてよかったです。先生の表情や声の大切さを改めて感じました。

○ 私は幼稚園教諭をして3年目なのですが、今まで絵本は全員で読み聞かせる機会が多かったので絵本によっては少人数で読み聞かせをしたり、誰かのためにどれくらいの時に読み聞かせをするのか等 私の今まで思っていた本読みに対しての考え方が変わったように思う。 これから 保育の中で実践できるようにしていきたい。

○ 絵本が子どもにとって重要なものとは理解していたのですが、今日の講座を受けて改めて感じました。保育中、バタバタして絵本を読む時間がなかったり早口で読んでしまったり、短い絵本も選んでしまうことがあるので、絵本選びを慎重に 自分の好きな絵本を増やしたいと思いました。 色々な絵本に出会っていきたいです。

○ 普段、子ども達に読み聞かせている本は自分で持っているので、子ども達にも自由に読めるようにしてあげたいと思いました。 絵本だけでなく、朗読もしていきたいと思った。 様々な絵本を知る事ができてよかった。
by kodomo-a | 2010-05-11 16:40 | セミナー
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