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指導者養成講座 「デートDVについて」

aware(アウェア)認定デートDV防止プログラムファシリテーターさんの講座には、20代学生から子どもが20代というお母様も来て下さり、様々な人生経験をもつメンバーでの参加型講座でした。
始めに知ったのは、5人に1人以上の女性、また既婚者の3人に1人がDVの被害に遭っているなど衝撃のデータ。
そんなにも多くの人がなぜDVをしてしまうのか?そもそもどこからがDV?実際どうすれば防げるのでしょうか?

☆ 参加者の感想 ☆
〇アットホームな感じで、講座を受けることができ、癒されながら学ぶことができました。
講座はワークもあって、自分で考えるところも多く、聞くだけのものより、とてもわかりやすかったです。
デートDVについて、「暴力をふるわれるのは、ふるわれる方に理由がある」 というチェック項目がありましたが、そうは思いません。しかし、(暴力関係を)続けてしまうのは、被害者側も何らかの理由があるのではと思ってしまいます。(知識不足も含めて)
自分自身が被害者、加害者にもならないために、「暴力」に関する意識をしっかりと持ち、日常生活を過ごそうと思います。

〇自分自身の意識チェックをしながらの講座を通して2つショックを受けました。 
1つは、社会の中には様々な暴力が起こっているのに、あまりに深く根付いてしまって”おかしい”と思えてなかったこと。 例えばしつけのためや正義のための暴力が容認されていないか。 ”男だから””女のくせに” といった「ジェンダーバイアス」で苦しんでいる人はいないか。
もう1つショックだったのは、今まで自分が自分を尊重できていなかったことです。 けんか(の末にある暴力)を避けるがゆえに自分の気持ちを主張しなかったり、自分がどう思うかより社会の目を優先していたり。 
人や自分の心を感じ尊重できているかをこれからも問いつづけ、暴力に代わる素敵な表現を、少しずつでも身につけていきたいです。  

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参加者それぞれが自分や社会について冷静に気づき合えた講座でした。 しかし一度根付いた間違った意識を学び落とすことは、ときに多くの時間と強い意志と支えが必要です。 そのためデートDVの予防として、中高生の時期にその学習を行っている学校もあるそうです。


11月29日の舞台鑑賞 マイムと歌と踊りの「クモのアミのものがたり」 のおはなしは、ぶつかり合いすれ違う登場人物たちの心が、どのように紡がれていくのかが見どころです。

~作品にこめた思い~ 
(中略)
民族や宗教や資源などいろいろな問題で対立し争い、なかなかテロや戦争がなくならないこの世界。 まきこまれて犠牲になるのはいつも子ども。 この作品は、そんな人間の絡み合った心の糸を何とかレースのように編み上げて、平和で素敵な世界にならないものかと願って作り出した作品です。
原作・演出:岡安伸治

10月4日には岡安さんの講演会を開催いたします。 文化が秘める力を皆様と一緒に学べたらと思います。ぜひご参加ください。
by kodomo-a | 2009-09-24 17:24 | セミナー
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